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【収録辞典の概要】リーダーズ英和辞典


この辞典について

『リーダーズ英和辞典』(第 2 版)
Kenkyusha's English-Japanese Dictionary for the General Reader (Second Edition)
(C) 1999 株式会社研究社


本辞典には『リーダーズ英和辞典』(第 2 版)の付録を除いたすべての内容が収録されています.

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第二版まえがき

 『リーダーズ英和辞典』が初めて出版されたのは 1984 年のことであるが, その豊富な語彙と精密な語義記述は数多くの熱心な利用者を得た. 以来 15 年, 英語と英語が表現する文化は大きく変化発展した. ここに改訂第二版を刊行する所以である.
 第二版は, 初版の基本方針を堅持しながら, その記述内容を全面的に見直して誤りを正したうえで新しい語と語義を追加し, 発音表記を一段と現実の音声に近いものにした. 具体的には, 各単語の発音表記を音素表記にすると同時に, 簡略表記から一段上の精密表記に改め, 二語以上の見出しのアクセントパターンの表記を三段階から四段階にした.
 生きた言語は生々発展してやむことがない. 英語のような巨大でダイナミックな文化の反映である言語は特にそうである. その一端を追跡記述しようとしたのが 1994 年の『リーダーズ・プラス』であった. この第二版は『プラス』の情報も活用しつつ, この間の英語の変化発展に対応したものである. 初版以来, 英語はすべての分野で拡大分化したといえるが, 生活様式の変化と科学の発達によるものが顕著で, 科学の中では殊に情報科学のそれが突出している. 科学の進展と並んで 20 世紀末を特徴づけるのは経済活動の世界的拡大であり, 第二版が特に注意を払った分野の一つである. 科学, 経済, 法律, 生活等の一般語彙に加えて, この辞典の特色の一つである百科事典的項目も追加した結果, 情報量は初版の約 18 パーセント増, 総収録語数は 27 万となった. もとより, 英語のすべての語を収録することは望むべくもないが, 「英語の一般読者」の必要にこたえて失望させないだけの語数と語義の記述を提示できたのではないかと思う. ここに, 初版の記述の誤りや問題点を指摘して改善案をお寄せくださった方々に厚くお礼を申し上げるとともに, 第二版に対しても初版におとらぬ多くの明敏な利用者による吟味検討をお願い申し上げる.
 この第二版の編集は, 別記の多数の執筆者と協力者を得て行なわれた. 研究社にあっては川田秀樹, 鈴木康之の両氏を中心とするリーダーズ英和辞典編集部が担当された. なお, 初版の編集主任であった池上勝之氏は現在は社長の重責を担いながら全体を通読して改訂に大いに寄与された. 以上, 改訂に関係されたすべての方々に心からお礼を申し上げる.
 
1999 年 2 月
松田徳一郎
 
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初版まえがき

  近年, 国の内外における英語辞典編集の進歩は著しく, 特に学習辞典の進歩には目をみはるものがある. しかしながら, 社会人・実務家の立場からすると, わが国の英語辞典の現状は改善の余地を多く残していると言わざるをえない. このような状況にかんがみ, 本辞典はわが国の社会一般の読者の要望にこたえるべく企画された. 先に研究社は『現代英和辞典』を刊行してこのような読者の要望にこたえようとしたのであるが, 本辞典はまさに『現代英和辞典』の基本方針を継承発展させたものである. これを具体的に特色として述べれば次のようになるであろう.
 まず全般的な方針として, 読者が未知の語に出会って辞書を引いたとき, その語がそこになければ読者は大いに失望するにちがいないが, そのような失望をできるだけ少なくするよう最大限の努力をした. すなわち, 与えられたスペースにできるかぎり多くの語を入れるようにした結果, 本見出し, 追込み見出しおよび成句を合わせて約 26 万項目を収めることができた. これはこの種の比較的小型の辞典としては最高ではないかと思う. 一定のスペース内で語数をふやせば 1 語の記述にあてることのできるスペースは必然的に小さくなるが, 本辞典は, 読むための情報に的をしぼり, 書くためあるいは話すために必要な情報と学習辞典的要素はある程度割愛して収録語数をふやすようにした. したがって, 学習辞典に比較すれば例文などはかなり少ないかもしれない. しかしながら, 本辞典は単に収録語数が多いというにとどまらず, その種類にも幾つかの特色があると自負している. このことは, 本辞典の語彙は類書のそれに比較して格段に百科事典的であると言い換えることもできる. これを具体的に列挙すれば次のようになるであろう.
 1. 熟語・成句を網羅的に収録したので熟語・成句辞典としても十分利用できる.
 2. 口語・俗語・卑語も大胆に取り入れた結果, 俗語辞典をも兼ねるようになった. ただここで断わっておきたいのは, 口語・俗語・卑語を多数収録したのは単なる興味本位によるものではないということである. われわれにとって英語は外国語なればこその措置である. 一般の国語辞典であればかなりの部分がなくてもいいものだろうと思う. 読者の賢明な利用を期待する.
 3. 固有名を大幅に取り入れた. 人名・地名に加えて, 歴史的事件, 各種団体の名称, さらには架空の人名・地名もできるかぎり収めた. 従来, 「ことば」の辞典は固有名を敬遠しがちであった. しかしながら, 実践的な読書にあっては固有名は実に重要な役割を果たすのであって読書人はだれもこれを否定できないはずである. 本辞典ではそれゆえ固有名のために多くの紙面をさいた.
 4. 現代における科学技術の進歩は文字どおり日進月歩である. 科学技術が進歩すればそれにみあったことばが必然的に生まれる. われわれはこの分野にもあえてドンキホーテ的に踏み込んで科学技術用語を貪欲に取り入れた.
 5. 科学技術以外の分野についてもできるかぎり多くの最新の語を収録した. その結果, 新語辞典としても十分使用にたえるものになったと思う.
 6. 固有名と関連して実務家にとって重要なものに略語があるが, 本辞典に収めた略語の数と範囲は独立した小型の略語辞典のそれに比して遜色のないものである.
 7. 語義の理解を助ける目的で数多くの語と句に語源あるいは句源を付けたが, 小型辞典としては最も詳しいものと言えよう.
 8. 擬音語を多く取り入れたことも本辞典の特色である. これらの擬音語の多くは英米の漫画から採集したものである.
 9. 付録として世界地図, 英米史を中心とした世界史年表, および世界の通貨表を掲げたが, 現状における英文の理解は世界と世界史の視野に立って行われなければならないという考えに基づくもので, これらの付録はそれを助けるために付けた.
 以上のように, 本辞典は主として英語を読むためのものとしてその領域を比較的狭く限定しながら, 同時にある意味では森羅万象を対象とするものになった. この目標は達成することはおろか, それに近づくことさえもわれわれだけの力ではおぼつかない. 本辞典をよりよいものにするために各分野の専門家のご批判とご援助をお願いしたい. 専門用語の訳語・内容説明は言うにおよばず, 用法についてもご教示くださるよう切にお願い申し上げる.
 ここで役割分担について一言述べておく. 上述のとおり, 本辞典には多くの百科事典的項目が含まれているが, これらの項目は主としてリーダーズ英和辞典編集部が調査・執筆にあたった. 語源は木村建夫氏が担当し, 付録の年表は英国史の専門家である東京外国語大学教授松村赳氏にお願いした.
 英和辞典の名に値する他のすべての英和辞典と同じように, 本辞典も先人の仕事に負うところ大である. 中でも, 本辞典が模範とした『現代英和辞典』の監修者故岩崎民平先生に負うところは絶大であり, 炯眼な読者は岩崎先生の足跡をいたるところに見いだすであろう. 不肖の弟子はただただ先生のお名前を汚すことを惧れる.
 本辞典の編集は 1973 年に始まり, 完成までに 11 年を費やした. この間, 共同編集・執筆者のうち山下雅巳教授は 1977 年 11 月, 横山一郎教授は昨年 3 月, 幽明境を異にしてしまわれた. ここにつつしんで辞典の完成をご報告してお二人のご冥福をお祈り申し上げる.
 最後に, この冒険的な企画に最初から深い理解を示され, 長い年月にわたって強く支持してくださった研究社社長植田虎雄氏, 非才の監修者を終始もりたててくださった共同編集・執筆者ならびにリーダーズ英和辞典編集部のみなさんに心からお礼を申し上げる. また縁の下の力持ちとして資料調査, 整版, 校正, 制作にあたられた多くの方々のお名前を巻末に記して長年のご苦労に深く感謝申し上げる.
 
1984 年 5 月
松田徳一郎
 
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『リーダーズ英和辞典』編者・執筆者一覧

監修
松田徳一郎
編集
日本大学教授 松田徳一郎
東京外国語大学教授 高橋作太郎
電気通信大学教授 東信行
埼玉大学教授 木村建夫
   
編集参与
京都大学教授 豊田昌倫
前東京大学教授 山縣宏光
東北大学教授 原英一
東京外国語大学教授 馬場彰
岩手県立大学教授 佐々木肇
山形大学教授 丸田忠雄
   
執筆
浅田幸善
井口 淳
石井 旭
石館弘國
浦田和幸
岡村祐輔
奥 浩昭
笠原 守
片野正人
木村建夫
小川貴宏
高橋作太郎
豊田昌倫
中村不二夫
中本恭平
野呂俊文
馬場 彰
原 英一
東 信行
政田誠
松田徳一郎
松村好浩
丸田忠雄
村山和行
簗田長世
山縣宏光
山崎真稔
山下雅巳
山本文明
横山一郎

阿部宏慈
岩野貞雄
柏倉昌美
狩野 緑
佐々木徹
佐々木肇
定松 正
篠田達美
須田忠彬
須藤好造
高橋 潔
高柳俊一
田口光彦
立石博高
田中治子
津谷武徳
土肥 充
永井一彦
野村恵造
広瀬英一
藤澤文洋
町田和彦
水野晶子
村上まどか
簗田憲之
山内哲夫
山口美知代
渡辺 勉
渡邊末耶子
渡辺洋一
   
リーダーズ英和辞典編集部
川田秀樹
鈴木康之
三谷 裕
濱倉直子
池上勝之
関戸雅男
白崎政男
古俣真希
鈴木美和

   
社内協力
岡田穣介
友清理士
長島伸行
黒澤孝一
佐々木則子
逸見一好
松原 悟
中川京子
改田 宏
早川真一
星野 龍
   
組版
小酒井英一郎
橋本一郎
宮原直也
島田功子
米川由理
丸山千恵
浅井吉一
   
製作
比留間浩
佐々木重紀
鈴木隆志
土方 修
   
校正
天野 亮
石原道子
市川しのぶ
大野美樹
小倉宏子
國井典子
小林由美子
鈴木初江
高倉淳子
田代琴恵
西谷ひろ子
野口真弥子
林 芳子
福田きよみ
望月羔子
山田和子
吉永景子
   
調査・整理
井出上靖佳
宇佐見玲
曽武川道子
遠矢國士
中村 透
新美英伸
西松ゆみ子
庭野彩子
武藤まや
山際裕子
吉崎きよ美
鷲谷里美
   
 
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リーダーズ英和辞典とリーダーズ・プラスの関係

  『リーダーズ・プラス』 (1994) は『リーダーズ英和辞典』の初版 (1984) に収録されていない語を約 19 万集めた辞典です. 『リーダーズ英和辞典』第 2 版 (1999) の編集にあたって『リーダーズ・プラス』から取り入れたものもあるため, 両者の間にはいくらかの重複があります.
 なお, 『リーダーズ英和辞典』は第 2 版において初版とは細部において記述形式を変更した部分があります (発音表記, 複合語見出しのアクセント・品詞表示など). このため初版の形式を採用している『プラス』との間で書式が違う部分がありますが, あらかじめご了承ください. それぞれの辞典の記述形式については, 各辞典の凡例をご覧ください.
 
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